島村英紀著『地震は妖怪 騙された学者たち』

講談社「+α新書(*、プラスアルファしんしょ)」
(2000年8月20日発行、
780円)

【『地震は妖怪 騙(だま)された学者たち』の前書きから】

 もし地球に人格があったら、私たち地球物理学者がしていることは、ずいぶん失礼なことに違いない。いきなり胸に聴診器をあてたり、有無を言わさず鼻の中にカメラを突っ込むようなことをされるのはイヤなことに違いないからだ。

地球は冷えて死んだ星ではない。その中心はまだ6000℃もの温度で煮えたぎっているし、その誕生以来46億年のあいだ、一度として同じ姿に戻らないまま、次々に形やなりわいを変えてきている。生きて動いている星だからこそ、6000万年前には影も形もなかった大西洋をつくりだしたり、2000万年前にはユ−ラシア大陸の端をちょっぴり割って日本列島を誕生させてくれたりした。地球は造物主であった。

地震や火山は、これらの地球の活動と表裏一体になっているものだ。つまり、生きている地球の息吹なのである。2000年3月以来、まだ噴火が続き、我々、北海道大学地震火山研究観測センターも対応に大わらわの有珠火山も、伊豆諸島で頻発している群発地震も、地球にとっては誕生以来続いている、生きている証のひとつなのである。


 地球の歴史にとってほんの最近、人類というものが猿から生まれた。初めのうちは、狩猟をしたり、森の木々のごく一部を燃して、細々と農業をしたりしていた。あまたの動物や植物の一部として、人類の活動は地球に影響を及ぼすものではなかった。

 しかし人類は、そのうちに恐ろしい勢いで増えだしたばかりではなくて、地球の資源を大量に食い荒らしたり、地球そのものを変えることまではじめてしまったのだ。近頃はますます増長して、地球は人類のためにある、自分こそ造物主だと考えているらしい。

 
そのうえ、人類は科学などというものを始めた。地質学や地球物理学などというものは、知的好奇心を満たすものと自分たちでは言っているらしいが、なに、地球の資源を食い散らかすための尖兵なのではないだろうか、と地球は思っているフシがある。

 人類は何をするかわからない。人間社会に被害があったら困るものだから地震についても調べているらしいが、地震のメカニズムを解明するだけではなくて、あわよくば、地震の制御や大地震の人工的な分散までも考えかねまい。あまりうまくはいかなかったからよかったものの、かっては人工降雨などという不遜なことを試みていた。こういった自然の制御は、生きている地球にとっては息の根を止められかねない重大な事態なのだ。

 かくて地球は、ニセのシッポをつぎつぎに繰り出すばかりではなくて、地震の妖怪や火山の妖怪はもちろん、すべての妖怪をそそのかして、地球物理学者に正体を暴かれまいと、悪あがきをすることになった。「妖怪」は海底や地底を這っているし、「地震予知が近いというバラ色の夢」で30年も人間を騙したり、「トタン板」や「空港工事」や「地底のカビ」などという小道具でからかったりして、地球物理学者を悩ませている。

 この本に書いてあるように、私たち地球物理学者は、残念ながら、地下で起きていることを逐一知るだけの力量は持っていない。三宅島での群発地震から始まってマグマ騒ぎになり、その後、あれよあれよという間に神津島近海の海底群発地震に移っていった活動に、いま、地球物理学者は振り回されている。私の仲間が神津島近海の海底群発地震に狙いを定めて設置した海底地震計を見すかすように、群発地震は、突然、ずっと北である新島の北西にジャンプしてしまった。地震と地球物理学者が追いかけっこをしているようなものなのだ。

 
本書は「妖怪」と「騙し」だらけの観がある。それは「さまざまな妖怪」と科学者の終わらない戦いを描いたからなのである。

【『地震は妖怪 騙された学者たち』の目次】

前書き

第一章 あざ笑う地震妖怪

:バラ色の夢は破れた!(地震予知、この三〇年)
:地震予知は「難病指定」(地震予知研究のいま)
:起きるはずのない地震が起きた
:消えた巨大エネルギーの謎
:「あっても分からない」活断層
:ご注意!ハワイの大地震
【第一章のポイント】

第二章 再び妖怪退治の夢

:サンゴ礁の新仮説(サンゴ礁と大地震の関係)
:人間が呼びさました妖怪地震
:地下水は地震を感じるか?
:間欠泉で地震の動きを探る
:苔が地震予知に役立つ(牧師のウソ)
:ヨーロッパ最大の地震の謎
【第二章のポイント】

第三章 地底の妖怪

:海底の妖怪
:地底を歩くカタツムリ妖怪
:世界でいちばん深い穴から新発見続々
:地球の割れ目から地震をみつける(ドイツの誤算)
:「爆破」して地球を覗く
:大陸移動の生き証人
【第三章のポイント】

第四章 妖怪はシッポをつかませない

:なかなか定まらない「震度」
:同じM8.3でも桁違いの巨大地震
:戦争が観測精度を左右する

:「うるう秒」で消えた地震
:カビの「煙幕」

【第四章のポイント】

第五章 騙された地震学者

:トタン板のいたずら
:ニセの震源
:磁気を感じる地震学者?

:地震観測所が危ない
:地震の昼休み

クジラの声か地震波か
:盗まれた三角点

:海軍に呼び寄せられた地震計
:人類が炭素一四法を騙した

【第五章のポイント】

第六章 地震妖怪の置きみやげ
:地震計でクジラの生態観測
:サソリと毒蛇を避ける法
:地震計をかじる野生動物
:ナマコの新生態発見

:月から来た「かぐや姫」
:ノルウェーのダイヤモンド
【第六章のポイント】

あと書き

【「各章のポイント」を再掲】

【第一章のポイント】

 日本には地震学者が約2500人いる。この数は地震学会の会員数だ。地震学という学問が明治時代に日本で始められたこともあって、世界で最大の地震学会が日本地震学会なのである。地震学会員がこれほどたくさんいるのは、地震予知研究が国家計画として発足したこの三五年のあいだに、各官庁や大学で地震予知関係のポストが大幅に増えたせいである。気象庁をはじめ、建設省国土地理院、建設省建築研究所、通産省工業技術院地質調査所、科学技術庁、郵政省通信総合研究所といった各官庁や、東京大学地震研究所など各大学が競って地震予知研究をうたい、人員を増やしてきた。

 しかし、このうち現在、じっさいに地震予知を専門に研究している学者は、一般の人が驚くほど少ない。学会での地震予知の研究発表も、全体のわずか数パーセントにも満たない。これは、地震がどういう過程を通って起きるか、といった本質的な理解なしに、前兆現象だけを捕まえることで地震予知できる、予知したい、というバラ色の夢が幻想にすぎなかったことがわかってきたからなのである。

 
学問の側でこのような難しさに直面しているさなかに、阪神淡路大震災(一九九五年)が起きて、大被害を生んだ。これを機会に国はいち早く「地震予知研究」の看板を下ろして「地震調査研究」という看板に掛け替え、科学技術庁が一元的に統括するようにした。予算も大幅に増えた。しかし、これは看板を取り替えただけで、内実はそれまでとほとんど変わらない。あえて言えば、学者主導型から役人主導型になって、学問の時々刻々の現状や展望に対応しにくくなっただけである。

 
ところで、いままでの地震予知研究は、病気にたとえれば「症例」が少ないこと、場所ごとに「症状」が違うこと、診断するための「透視」も難しく、事後の「解剖」も不可能なことに泣いてきた。地震学者にとっての地震予知研究とは、病人の数が限られているために診断も治療も進歩しにくい難病のようなものなのである。

 地震予知は、一筋縄ではいかない、そしてむかし考えられていたよりもむつかしいことが分かってきた一方で、学問的には、近年、地球科学は大きな進歩を遂げた。昔の常識では理解できなかった不思議な大地震についても研究が進んでいる。

 そして、ますます明らかになったきたことは、地震予知を含めて地震の研究は、地球を研究することと一体になった「総合的な科学」でないかぎりは進められない段階になっていることである。

 
しかし、これについて述べることは本書の趣旨ではないが、研究をめぐる環境には問題が山積している。たとえば日本中の市町村すべてに地震計を設置するといったばらまき行政に見られるような役人主導型の計画が、実際に学問を進めることになるのかどうか、いま、研究の正念場が問われているのである。

【第二章のポイント】

 相手は難病のように例が少なくてやっかいな相手とはいえ、地震学者も、いくつものニセのシッポをつかまされたものの、地震妖怪のいくつかの確実なシッポをつかみかけている。

 いままでは想像もつかなかったことだが、雨とか間欠泉とか地下水とかが地震と関係があるかもしれないこともわかってきた。地震が地下で準備されていってやがて起きる前までに、地下でいったい何が起きているのか、意外な手がかりがわかってきたと言うべきだろう。

 また、図らずも人間が「人造」地震を起こしてしまうことがあることも明らかになってきている。なぜ、地震がないところに地震を起こせたのか、これは地震の震源で起きていることを研究するための大事なカギである。ダムを造ったために起きてしまった地震は世界中で研究されているが、残念なことに日本では、批判や裁判を恐れてか、研究のために必要なデータをダムの所有者がかかえこんでいて、学界には出てこない仕組みになっている。

 
一方、長い目で見ると同じ場所で同じような地震が繰り返すことが多い。このため、昔の地震について調べることは、今後の地震を予測するためには必要なことで、まるで歴史学者のように、一日中、かび臭い古文書を読み漁っている地震学者もいる。寺の過去帳、昔の出版物、外国で言えば牧師の報告書。しかし、聖職者といえども聖人ではないし、センセーショナルなイエロージャーナリズムは昔からあった。ときには地震学者は昔の地震を読み解く前に、当時の人間模様を読み解かなければならないのである。

 そのほか、数万年に一度といった「症例が少ない」地震では、考古学、炭素一四の同位体、苔といったあらゆる手法を繰り出して昔の地震の解読に努めている。どこに地震妖怪のシッポが隠れているか、私たちと妖怪との知恵比べなのである。目の前で何度でも現象が再現できる化学や物理の実験とは違うのが地球を相手にする学問の難しさでもある。

 日本の近くで起きる地震は、極東でのローカルな事件にはとどまらない。ときには、日本に起きる大地震は、世界的な事件の帰結であることもわかってきた。たとえば津波で大被害を生んだ北海道南西沖地震(1993年)は、ともに大西洋の海底で生まれた二つの巨大な妖怪、ユ−ラシアプレ−トと北米プレートが、それぞれ地球を反対周りに半周して、再び日本で会したときに起きた地震であることがわかった。私たちが大西洋で毎年繰り返している海底地震観測は、この意味では、日本の大地震を研究していることにもなるのである。地球にはそもそも国境がない以上、地球の事件を追いかける地球物理学者にとっても国境はない。

【第三章のポイント】

 地球が繰り出した妖怪のうち、まだ私たち地球物理学者が読み解けないものも多い。いちばん不思議なのは、いまの物理学からは想像も出来ないようなカタツムリの速さで地中を駆け抜ける妖怪である。もっと速くても、もっと遅くても不思議ではない。この速さだけが、あり得ないように見える速さなのである。

 
しかもこの妖怪は、大地震を引き起こす嫌疑をかけられている。日本でも嫌疑があるが、世界でいちばん有名な例は、長さ1000キロにもわたってトルコを横断している大断層に沿ってトルコを東西に移動した震源である。1930年代から始まった震源の移動は、60年かかって1999年8月の大地震でトルコの西端に達した。しかし、ここで終わりではない。この先には、マルマラ海という小さな海が拡がっていて、次に、このへんで何が起きるかが、世界の地球物理学者の関心事なのである。

 
じつは私たちは、フランスのパリ大学やトルコの科学者に誘われていて、私たちの海底地震計を持って、このマルマラ海に来てほしい、と言われている。大断層がこの海底でどう終わっているのか、あるいはもっと西でときに大地震を引き起こすギリシャの海底にまでつながっているものかどうか、を解き明かしたい。もしマルマラ海で大地震が起きれば、目の前にある大都会イスタンブールなど沿岸に大被害をもたらすかもしれない。このサバが多く棲む海の底にどんな妖怪が潜んでいるのか、つまりここでどのくらいの大きさの地震が、どんなメカニズムで起きる可能性があるのか、地元のためにもこの研究は大事なのである。

 
一方、世界の二大プレート、ユ−ラシアプレ−トと北米プレートが同時に生まれている大西洋中央海嶺や、その上にあるアイスランドでも、各国の科学者による研究が進んでいる。じつは、この原稿を書いているいま、私はアイスランドの北で、ノルウェーの観測船を使って、海底地震観測をしている。アイスランドから北に北極海までの海底を這っているコルベインセイ海嶺という大西洋中央海嶺の一部で、世界でも初めての人工地震を使った地下構造研究をしているのである。私とアイスランドの科学者が共同で呼びかけた実験だが、ノルウェーや米国の科学者も参加してくれて、世界でも例のない大規模な実験になった。

 
ここでは数年前に、漁船が曳いていたナイロンの漁網に大きな穴が開いて帰ってきたことがある。大した前兆もなく、いきなり噴火した海底火山という妖怪の仕業だった。海嶺とは、海底火山という妖怪の巣窟なのである。

  
私たちの人工地震の震源にはエアガンという、圧搾空気を使った空気の大砲を使っている。海中に住む動物や魚を殺すものではないが、さすがに大きな音を出すせいで、エアガンをしているあいだは、クジラたちは私たちの船を遠巻きにして潮を吹いている。しかし、エアガンを終わって海底地震計を海底に設置したり、海底から回収したりする作業をしているときには、好奇心があるのか、船のすぐ近くまで寄ってくるのである。

【第四章のポイント】

 地球が繰り出す地震という妖怪は、じつは昔考えられていた姿よりもはるかに複雑なものであることが明らかになりつつある。地震の大きさといった基本的なことでさえ、かって地震学者が地震の大きさを測るために作ったモノサシに当てはまらない地震が多いことがわかった。

 
マグニチュードというと、非常に科学的で客観的な数値に聞こえるが、じつはそうではない。同じマグニチュードの地震でも、桁が違うくらい地震のがらの大きさが違うものさえある。地震学者は七つもの違ったマグニチュードのモノサシを使い分けてきた。つまり、大きな地震は、たんに小さな地震をスケールアップしただけのものではなかったのだ。また起きる場所によっては、まったく変わり者の地震が起きることもある。

 
事情はマグニチュードだけではなくて、震度でも同じだ。部屋の中の明るさは照度計で簡単に測れる。しかし、地震学者がある場所の震度を測ることにさえ、地震妖怪は抵抗した。揺れの強さとその揺れが続いた時間だけではなくて、揺れの周波数や地震波の種類など、あらゆる組み合わせが違う地震妖怪がいた。

 
メキシコのミチョアカン大地震(1985年、マグニチュード 8.1)のときには中層ビルを選択的に倒した地震妖怪があった。幸い東京副都心はまだ襲われていないが、軟らかい地盤に建った高層ビルだけを狙い打ちする地震妖怪さえある。地震妖怪の正体はそれほど複雑だったのである。

【第五章のポイント】

 学者ほど騙されやすい職業はないかもしれない。いや、象牙の塔に暮らす世間知らずといって非難しているわけではない。しかし、まわりにいる科学者がある意味ではすべて敵である環境で、藁をもつかむ気持ちで研究の一筋の光明を求めていくのがなりわいになっている科学者にとっては、観測や実験で得たデータのひとつひとつに一喜一憂することが日常なのである。これほど騙されやすい職業はあるまい。

 昔は科学者は現場へ行って観測するのが普通だった。刑事や新聞記者と同じで、現場を踏んだ強さは、仕事の成果におのずから表れる。しかし観測が高度化して、現場で観測したデータを、遙か遠くにある研究室まで電話線や無線でデータを伝送する仕組みが増えてきている。山間僻地や海上だと人工衛星経由のこともある。この仕組みをテレメータという。つまり、科学者は現場を見ないで、遠くでデータだけを見ていることになる。あるいはデータ処理の手順が自動化、ブラックボックス化されて、個々の試料を見ないまま数字のデータだけが集められていく。

  科学者が現場へ足を運んで現場の感じをつかむのをやめたとき、あるいは科学者が試料そのものを見なくなったとき、そこに妖怪が付け入る隙がある。科学者が気がつかないうちにデータを改竄する。信号と紛らわしいデータを動物に出させる。ときには、結果として人間を妖怪のために働かせて、観測の邪魔を図ることに成功することさえある。人間の食欲や好奇心や闘争心や征服欲が利用されてしまったのである。地球の妖怪がもっとも嫌う地球の勝手な改造である土木工事も科学者を惑わすための好餌になる。

  ときには、科学そのものが未熟で、ポーランドの震源のように、科学者が満足している地震の妖怪のスケッチが、実体とはまるで違うこともある。地震の妖怪は科学者の間違いにほくそ笑んでいるに違いない。

  科学者と妖怪の知恵比べに終わりはない。

【第六章のポイント】

 いや、じつは地球物理学者は妖怪に感謝すべきなのかもしれない。妖怪と戦うべく、技術や機械を磨いているうちに、いままで出来ないことが出来るようになったからである。

 
少し以前にはあるとも思われていなかったノルウェーで石油や、さらにダイヤモンドまで発見されるようになったのは、ひとえに妖怪対策で観測機械と科学が進歩したおかげである。また、沖を通るクジラを数える、などという地球物理学とは何の関係もないことにまで、妖怪対策の機械が使えることもわかった。

 
妖怪は、ときには白くて半透明の身体に黄色の美しい冠をつけたナメクジのような小動物を、深海底で観測中の海底地震計の上にまで派遣してくれる。いまのところ私たちの海底地震計は外を見るなんの眼も持っていない。つまり、ひたすら遠くの小さな振動だけを待ち続けている、性能こそ高いが目も見えない単能の機械なのである。私たちが海底地震計にカメラでも入れて、妖怪が派遣してくれた小動物を見て愛でるだけの心の余裕を私たちが持つに至るのを、妖怪は忍耐深く待っていてくれているのかもしれないのである。

 
しかし、妖怪がもっと賢かったら-------。

 
じつは私たち人類がつぎつぎに発見される石油の未来に安住して、世界中で尽きるまで浪費するのを冷ややかに見ているかもしれない。また、人間がダイヤモンドを醜く争うありさまを大笑いしながら観察していたりするのかもしれない。

 
また、私たち地球物理学者が久米仙人のように、小動物の滑らかな肌に見とれて観測を忘れるのを密かに待っているのかもしれない。これで、地球物理学者たちの、地球に対する無礼な観測をやめさせられる。久米仙人とは修行によって空中飛行の術を学んだ仙人だ。岸辺で洗濯している若い女の白い肌に見とれていて神通力を失って墜落し、その女を妻として俗界に帰った、なんとも人間的な仙人である。

 
うぶな学者を騙すことは、妖怪にかぎらず、人間さえやさしいことなのだから。

*:「+α新書」は2000年春から始まった新しいシリーズの新書です。同じ講談社の「+α文庫」とは兄妹ですが、別のものです。

この本『地震は妖怪 騙された学者たち』の書評
 2003年11月、埼玉県内の中学3年生の92.1%が参加した学力水準テスト(北辰テスト。54924人受験)に採用されました。

この本『地震は妖怪 騙された学者たち』の写真をカラーで見てみれば
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