(島村英紀が集めた)「外から見た」日本


1-1:ルーマニアの地磁気観測所の壁に貼ってあった「世界の地磁気観測所地図」(1985年10月)

もとの図は世界地図だが、極東部分だけを拡大した。貼ってあったのは首都ブカレストから北東に100kmほど離れたフォクシャーニ地磁気観測所。見渡すかぎりの田園地帯にぽつんとある観測所である。

気象庁がオホーツク海岸に持つ女満別、茨城県の筑波山の北東山麓に持つ柿岡など、 日本各地と極東各国の地磁気観測所が地図に示されている。地球電磁気学というのは地味な学問だが、たとえば磁気嵐のように、いつ起きるか分からない現象を世界中で待ちかまえるために、このように、世界中に観測点を展開しているのである。

北海道の形が変?いや、これは、私たち地球物理学者が外国で見る日本地図のなかでは、上出来なほうなのである。
例えば下の3-1には、もっとひどい、しかし世界各地でもっとひどい地図を見慣れてきた私にとっては「普通の」例が示してある。

よく見れば九州の半島は全部なくなってしまっているし、下北半島と津軽半島がひとつになってしまっているし、房総半島も三浦半島もない。男鹿半島は能登半島と同じ形になってしまっている。日本人だったら、たとえ小学生でも、まず、こうは描かないという地図である。

もちろん、日本だけが変な形なのではない。サハリンも、朝鮮半島も変な形だし、台湾は観測点の名前が海中に描かれているだけで、島はそもそも描いてもらえなかった。ウラジオストークは内陸ではなくて港湾都市である。 なお、鹿野山は国土地理院の施設だが、筑波山の近くではなく、房総半島にある。

もちろん、私たち日本人が外国の島や半島を描くときには、同じように間違う可能性が高いことを忘れてはいけないだろう。

(地図は白黒だったが、島村英紀が色を塗った)


2-1:フランス国立海洋研究所が描いた日本列島

フランス国立海洋研究所(以前はCNEXOと言った。いまはIFREMERという名である)は、世界の海洋を研究している大研究所である。太平洋にも、ニューカレドニア島に、大きな研究の拠点を置いているほどだ。

その海洋研究所の本部はフランスの大西洋岸のブレストにある。フランスの大西洋への出口として昔から栄えてきた都市で、同じ理由で、軍港もある。第二次大戦では戦場になり、町はほとんど壊滅した。このため、ブレストの町には、たとえばパリのような古くて美しい石造りの建物はなく、戦後の貧しい時期に建てた鉄筋コンクリートの無機質なビルが並んでいる。

これは、その研究所の壁に貼ってあった世界の海溝と海嶺の地図の一部。そもそも世界全体を示すのが目的の地図だし、島や大陸の地形よりも、海底を這う海溝や海嶺を描くことに力を注いだのは無理もないだろう。

それにしても、
北海道の形は、もうすこし、何とかしてほしかった。これでは、まるで、北海道の東半分と西半分が合わさって今の北海道になった約4000万年年前より、もっと前の地図のようだ。


3-1:有名な「McDonaldの世界の海洋底拡大センター図」(1982年に出版した論文から)

日本に馴染みも愛着もない科学者が世界全体の地図を描くときに、そのうちどのくらいの努力を日本に割くかを考えてみれば、日本のこの貧弱な形にも納得せざるを得ないだろう。

描いたマクドナルドは、日本が四つの島から出来ていることも、台湾が小判型をしていることも知らないに違いない。情熱を傾け、ときには命を賭けて、完成当時は世界最長だった青函トンネルを掘った人たちは、この地図を見て、なにを感じるだろう。

もちろん、フィリピンが、ここに描かれているようにたったひとつの島ではなくて、じつは7000もの島からなる国だということを知ったら、マクドナルドは\絶句するかもしれない。


これは、世界のプレートを生み出している海洋底拡大のセンター、つまりプレートを生み出す世界の海嶺を描いた図である。プレート・テクトニクスの歴史的な論文に載っている図の一部だ。海嶺は、この拡大した図の中にはないから、描かれていない。

それぞれの海嶺がどこの海底を走っていて、それぞれの拡大速度がどのくらいなのかがマクドナルドの関心事だったから、日本の形のような「些末なこと」は、どうでもよかったのである。サハリンや台湾も同様に粗末に扱われているから、著者は、とくに日本に含むところがあったわけではなかろう。

(地図は白黒だったが、島村英紀が色を塗った)


4-1:ノルウェーの「世界のプレート」図(1989年)

それでも上の図では、まがりなりにも日本も台湾も描かれてはいる。

しかし、このノルウェーのベルゲン大学に貼ってあった世界のプレート図では、ついに、日本は影も形もなくなってしまっている。

それにしても、日本海に浮かぶ丸い島はなんであろう。場所も大きさも間違えた佐渡島であろうか。あるいは地球物理学者が描いた地図だから、大和堆を島と間違えたのか。

大和堆とは日本海にある海底の高まりで、日本列島が大陸から分かれたときのかけらのひとつが沈んだものだ。ここだけ海が浅くなっているので好漁場になっている。

 そして、日本がないくらいだから、台湾も影も形もない。その割には、サハリンが立派に描かれているのは不思議だ。

また、日本がないくらいだから、台湾も影も形もない。

日本や台湾がなくなってしまった理由は、地球物理学者である私には理解できる。つまり、この図はプレートとその境界を描くのが第一の目的だから、プレート境界にある島は邪魔だったのである。なお、黒い線は海溝、赤い点は火山を模式的に描いたものだ。

しかし、この図を見るノルウェー人、あるいはノルウェーの地球物理学の科学者でさえ、日本の大地震が日本のどこからどう潜り込んでいくプレートで起きるのかは、理解しにくいことだろう。

なお、中央右に書いてあるノルウェー語は「フィリピン海プレート」を意味している。


5-1:初めて日本に来た深海潜水艇「アルキメデス」の報告書(1962年)

2009年現在、世界でいちばん深くまで潜れる深海潜水艇は6000-6500 mまでだが、じつは1950年代には、フランスで11000mまで潜れる深海潜水艇(バチスカーフ)が作られて、いまだ破られない世界記録を作っていた。

11000ートルという設計深度は世界のどんな海でも潜れることを意味していた。この深海潜水艇「アルキメデス」は1962年に日本に来て、日本海溝で、深さ9500mの海溝の底に到達することに成功した。

日本海溝でのこんな大深度の潜水は もちろんこれが最初だったし、それ以後、人類は、この深さに達したことがない。

なお、フランス語読みでは、この深海潜水艇は「アルシメード」である。

この図は、この記念すべき大深度の潜水の科学的な報告に載っている。図のA-Bの海の深さの断面が右図に出ている。左の図の点線で示したものが日本海溝である。この海溝の壁に沿って下りていって、最深点に達した大冒険だった。

というのは、このアルキメデスは、深海でなにかが起きたら、誰も助けようもないうえ、大量のガソリンを蓄えて、それを深海浮力材に使った危険な乗り物であったからである。海上や船上で引火したら、ひとたまりもない。

当時は、ガソリン以外には、海水より軽くて、しかも深海の水圧でも潰れない浮力材はなかった。とは言っても、ガソリンの比重は0.66-0.75程度だ。比重が約1.03の海水よりもそれほど小さいわけではない(ちなみに灯油は0.8程度)から、巨大なガソリンのタンクを必要とした。

現代の深海潜水艇はもっとずっと安全なシンタクティック・フォームというものを深海浮力材に使っている。のちに私は4000mまで深海潜水艇で潜ったことがあるが、それでも、底なしのような真っ暗な世界を下りていくのは、それほど気持ちのいいものではなかった。

科学的な報告だし、もちろん日本側から詳細な日本地図を渡してあったはずだから、上に掲げてきた日本地図のように、いい加減な日本の形ではない。北海道や九州の形は、ほとんど完璧である。佐渡島がないのはご愛敬だが、能登半島はもちろん、男鹿半島や薩摩半島まで正確に描かれている。外国人が描いた地図としては上出来である。よほど気を入れて、地図をなぞったのであろう。

しかし、四国を忘れた。日本人なら誰でも気がつく間違いに気がつかないのは、やはり外国人である。四国がない日本全図が、いかに「痩せて」見えるか、私にとっては不思議な発見であった。

もっとも、昔、北海道大学の食堂の壁にあった巨大な世界地図のレリーフを見て、「タスマニアがない!」と叫んだオーストラリア人がいたが、彼も同じ心境だっただろう。大多数の日本人にとって、タスマニア島はあってもなくてもいいものなのである。 ちなみに、タスマニア島は九州よりも大きく、北海道に迫る大きさの島である。もちろん四国よりはずっと大きい。


6-1:チリの南極科学者が描いた日本(2004年)

太平洋を隔てて「隣」の国であるチリからは、日本はどう見えるのだろう。

これは各国からの科学者が集まる南極科学会議に展示するための、チリの公式ポスターである。メルカトール図法の世界地図のうちの西太平洋部分を取り出した。

ヨーロッパや米国など、世界の多くの国が描く世界地図には、太平洋が真ん中にはない。「極東 Far East」の名の通り、日本は東の端にあり、太平洋は地図の左端と右端に分割されているのが普通である。

しかし、チリの科学者が描いた世界地図は、太平洋が真ん中にある、私たち日本人にとっては、なじみのあるものであった。

しかし、なんというスマートな日本であろう。本州には、ほとんど抑揚がなく、かろうじて紀伊半島だけが残っている。四国は、まるで線だ。上の5-1と同じく、四国は、外国人の審美眼からいえば、ない方がいいのであろうか。

他方、九州と北海道も私たち地元の人間が見たら、がっかりする形になっている。とくに北海道は、上の1-1とも2-1とも違って、私たち日本人では決して描かない形に変形されてしまっている。

もっとも、描いた科学者は日本だけ無知だったわけではない。サハリンはそれなりの形になっているとはいえ、間宮海況の存在を知らないのか、島ではなくて半島になってしまっている。

そのわりには、バイカル湖というまだナゾの多い湖をちゃんと描いてあるのは、さすが地球物理学者の画である。

ところで、南極観測に遅れて参入した韓国では、キングジョージ島という南米からいちばん近い南極の島に南極基地を置いて、そこへの隊員輸送にはチリの飛行機に依頼している。この島は夏は普通の貨物船で荷物を運べるので、多くの国々が南極基地を置いている南極銀座である。チリの南極科学者にとっては韓国はなじみの深い国で、他方、北朝鮮は見えない国になってしまっているのであろう。

なお、蛇足だが、描いた科学者は海南島のことを香港だと思いこんでいるのかもしれない。


7-1:ハンブルグの市庁舎前広場の巨大サッカーボールの「日本」(2004年10月)

ドイツ北部のハンブルグは、美しい建物が多い都市だが、じつは、第二次大戦の末期には米英軍の空襲(いまで言えば空爆)を受けて、大火災に見舞われて、たいへんな被害を生じた。

これは大規模な火災による上昇流が、まわりの空気を呼び込んで、さらに火災が拡がる「火災旋風」といわれる現象である。じつは、過去の日本で最大の被害を生じてしまった関東大震災(1923年。15万人に及ぶ死者・行方不明者を生んだ)のときにも、同じ現象が起きたのではないかといわれている。

ところで、戦後50年以上たち、古い建物や教会がほとんど修復された(聖ニコライ教会だけは、まだ、黒くすすけたままになっている)ハンブルグでは、写真左に見える美しい市庁舎(Rathaus)の前の広い広場は、イベント広場になっている。

ときには、テントのレストランになり、ときには、この写真の巨大なサッカーボールのように子供のための臨時の立体遊園地になる。この巨大なサッカーボールからは、長い螺旋形の滑り台が下りていて、中で遊んだ子供たちの、最後の思い出になる出口になっている。

だれでも普通に思いつくように、大きな球には地球儀がふさわしい。

ここにも、世界地図が描かれている。しかし、ドイツ人にとっての日本は、ご覧のように、ナメクジのような本州に、申し訳のように、北海道と、あまりに小さな九州が添えられただけの、小さな東洋の島国にしかすぎないのである。


8-1:隣国・ロシアから見た日本

ドイツだ、チリだ、という地球の反対側の国から見た日本はいざ知らず、わが日本の隣国から見た「日本」はどう見えているのだろう。

公正を期するために、これは地球物理学者が描いた日本だ。「アジア大陸から太平洋までの地下構造の遷移の地球物理学的研究」という1969年発行の本の表紙に描かれている図だ。

それゆえ、たとえば、この種の地図には珍しく、川は比較的正確に描かれている。しかし、日本一の大河である信濃川も、これらの川に比べれば、いかにちっぽけなものか、このスケールの地図が如実に示している。

上の2-1のフランスの地図とはまったく違う形で、北海道がデフォルメされている。しかし、共通点もある。北海道の東半分の形が、どうも苦手らしいことだ。日本人なら座りがいい北海道の形も、外国人から見たら、美的ではないのであろうか。

もっと惨めなのが、本州から四国、九州にかけてである。同じくソ連の隣国である朝鮮半島の形もいい加減だから、日本だけに敵意を持っていたり、敢えて無視しようとしたわけではなく、単純に無知だったのであろう。

それにしては、千島列島とアリューシャン列島は、さすがに自分の領土のせいか、本州や四国よりはマシに描いてある。しかし、それらに比べると、琉球列島は、なんともおざなりで、そもそも台湾に向かわずに、先端は太平洋に消えている。

この地図の右部分を拡大して、ロシア全土を含む地図にしてみたところを想像してほしい。このソ連時代に限らず、いまのロシアでも、人々から見た日本は、広大なロシアが太平洋に面しているときの、ちょっとした防波堤程度にしか見えていないことは確かだろう。

(地図は白黒だったが、島村英紀が色を塗った)


9-1:ルーマニアの科学者が書いた「世界の自然災害」の本の表紙(1985年)

ルーマニアも結構な地震国で、1977年の地震では、6000人以上が亡くなった。当時はチャウシェスクの時代だったから、この被害者数は隠され、当時の公式統計では1700人とされていた。実際は、はるかに大きな被害を生んだ。地震の被害者の数が「政治的に操作」される例は、近年まで続いている(拙著『公認「地震予知」を疑う』(柏書房))。日本は例外的に「正直」なほうなのである。

このルーマニアの学者が世界の自然災害について本を著そうとしたとき、表紙をどうしようか、悩んだに違いない。

ルーマニアの地震の被害写真では、いかにもローカルな本になってしまう。そこで思いついたのが、世界有数の地震国で火山国である日本だった。

そして、頭をひねった末、彼の記憶にあった浮世絵と、そこに描かれた富士山を噴火させることで、国際的な関心を惹く表紙になるだろう、という魂胆で描いたのがこの表紙であった。

荒波に翻弄される船は葛飾北斎のこの画(富嶽三十六景の「神奈川沖波裏」、天保2年=1831年頃の作品と考えられている)の大事な構成要素だが、模写するのが面倒なのと、自然災害にはそぐわないので省かれたのであろう。

じつは北斎のこの絵は、このルーマニアの本に限らず、世界中で翻案して使われている。それほど、優れていて、しかも印象に残る版画なのである。

もし、北斎がこのルーマニアの翻案を見たら、構図も配色も台無しにされたと嘆くに違いない。それとも、波の描写が足許にも及ばないことを誇りに思うだろうか。


10-1:外国人が真似をして書いた漢字(1998年)

私たちがアラビア語の文字や朝鮮語の文字を見たときと同じように、たとえば西洋人にとって、漢字は「どこが肝心で」「どこは変形したり略したりしていいのか」わからないものに違いない。

1998年、ノルウェーの観測船に私たちの海底地震計を持ち込んで観測していたときに、ノルウェー人科学者が、海底地震計の準備を手伝ってくれた。すべての準備が終わった海底地震計は船の甲板に並べ、識別用の字を書いておく。私たちだけが読めればいいわけだから、走り書きの手書きの字だ。

これは、予備機として準備された海底地震計。何台かある予備機を私たちが忙しく準備しているのを見たノルウェー人科学者が、私たちが書いた字に倣って、好意で手伝って書いてくれた字が、いちばん上の「予備」という字だ。

味のある字というべきであろう。しかしこの字を「予備」と読める日本人は、ほとんどいないだろう。とくに「予」と「備」を別々に見せられたら、まず、分かるまい。

下の字は、それでは、と活字体を見せて、かの科学者に書きなおして貰ったものだ。まだ上の字の「余韻」が残ってはいるが、まあ、読めないことはない。

別の文化の理解は、かくもむつかしい。


11-1:フランス人が怖れる未来(1985年)

日仏日本海溝共同調査(KAIKO)計画でフランスの深海潜水艇に乗ったときに、フランス船の中に貼ってあったポスター。フランスがもっとも誇りとする伝統的な製品が日本のメーカーに侵略される恐怖を描いている。(文面は「侵略を阻止せよ」である)。

安くていいものを作って、大量に輸出してなにが悪い、という論理はもちろんあるだろう。日本の経済の発展はこの論理で貫かれてきた。

しかし、洪水のように製品を送り出すのが日本の「文化」ならば、侵略されるほうにも「文化」がある。これは経済だけの問題ではなくて、心の問題でもあるのだろう。

(船内の悪い光線状態で撮ったために見苦しくて申し訳ありません)。



12-1:米国東部・ボストン在住人の「頭の中にある米国

これは、ボストン人が見たアメリカ合衆国を表した地図だ。自分の住む町に近いほど、精密で拡大されている。

実際の米国全体の地図だと、ほとんど見えないくらい小さなコッド岬が著しく拡大されて、ほとんどメキシコ湾なみの大きさになっている。一方、カリフォルニア湾は、ほとんど見えないくらい小さくなってしまっている。五大湖も、米国の中部にまで来てしまっている。

しかし、これはボストン人には限らない。米国には、このほか、「カリフォルニアからみた合衆国」という、同じように歪曲された米国の地図がある。

人はそれぞれ、生まれて育ったところ、あるいは土地勘のあるところだけは関心があるが、それ以外の土地だと、遠くなるほど関心が薄れていく。

多くの米国人にとっては、カリフォルニアよりも遠いところにある日本は、朝鮮半島にくっついていようが、フィリピンの隣にあろうが、どうでもいいことなのである。

もちろん、これは私たちにも当てはまる。イスラエルとヨルダンとレバノンがどんな地理的な関係にあるのか、描ける日本人はほとんどいないに違いないし、スカンジナビア半島の北、バレンツ海の海岸では、ノルウェーとロシアが接していることを知っている日本人も少ないだろう。

(J.B.Post, An Atlas of Fantasy (Baltimore, Mirage Press, 1973から。地図は白黒だったが、島村英紀が色を塗った


(時間を見ながら、この頁を、少しずつ充実していきます)

島村英紀が撮った海底地震計の現場
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島村英紀が書いたもののあわれ


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